暗黒の世界
激しく渦巻く世界
それが次第におさまるとボヤーッと或る顔の郭となっていく。
それは真上から覗きこむ助士すいさいの顔だった。
はっ!と意識を取り戻すヤマト神帝
天地球(お守りの里)の洞窟の一室
ガバッ!と繭の床から上半身を起こすヤマト神帝
ヤマト「ヘッドロココさまは?みんなは?」
助士すいさい「あちらに」
と一方を示す
繭のようなものに包まれて眠っているヘッドロココ
助士すいさい「大怪我をしてやすんでおられます」
ヤマト「あっ!(心配する)」
助士すいさい「大丈夫あるよ。4.5日で治ります」
ヤマト「みんなは?」
助士すいさい「こちらです」
薄い繭につつまれて眠っている神帝たち
ヤマト「よかった。みんな無事だったのか。キミが助けてくれたんだね」
助士すいさい「謝謝!私のほうこそみなさんに助けていただきました」
ヤマト「ところでここはどこ?」
はっ!となる助士すいさい
助士すいさい「(うつむいて)・・・」
ヤマト「ボクたち、無縁ゾーンから出られたの?」
モジモジして応えぬ助士すいさい
ヤマト「ねぇ、どうして黙ってるの?」
助士すいさい「何も聞かないで!」
ヤマト「えっ?」
助士すいさい「ここがどこか、教えることはできません!」
ヤマト「どうしてさ?」
その時、カンカンカン!と鐘の音
助士すいさい「あ!お願いです!ここから出ずにじっとしていて下さい」
といって、あわてて走り去っていく
え?と見るヤマト神帝。
長い洞窟を走りさっていく助士すいさいの姿を見やるヤマト神帝
ヤマト「何も聞かないで・・・か。かえって知りたくなっちゃうよー!」
と、あとをおって出ていこうとする。
その時背後で牛若神帝の声が。
牛若「ヤマト神帝、私も一緒にいきます」
ヤマト「あっ!牛若神帝」
牛若「話を聞きました。もしここが悪魔の住む所だったら危険です。
一緒にしらべましょう。」
ヤマト「うん」
洞窟の中
走るヤマト神帝の牛若神帝。
ヤマト「どこから悪魔が飛び出すかわからない。気をつけろ」
牛若「了解!」
と走るが、突如、洞窟がおわり、2天使の体が宙にうかんだ。
わ〜〜!っと落下するヤマト神帝と牛若神帝