第14章「秘宝」

緑の里

 

ちりちりに倒れていたお守りたちが、崖の上の方をながめる。

小さくみえる助士すいさいが掲げもつ聖伝書からぱーっと光が発した。

そこには緑の里と水の里が映る。

 

黎元老守の声「このまま2つにわれると天地球は滅びてしまう」

大空の映像に割れた緑の里と水の里。

緑の里がみるみる枯れ、水の里は緑の里の下方にある

根をなくしてこぼれはじめる

 

黎元「緑の里は水がなくなると枯れはてる。水の里は

緑の里の樹の根を失い流れおちて枯渇する。」

 

どよめくお守りたち。

黎元「水の里と緑の里は1つになっておらねば

豊かな世界はないのじゃ・・・。天水山と天緑山を

つないでいた聖ロープがきれた今、2つの里は崩壊して

しまうのじゃ・・・」

 

愕然となるヘッドロココたち。

神帝男ジャック「やばーっ!本当に緑の里が

枯れはじめたぞ!!」

 

黎元「今こそ皆で協力するときじゃ!天地球の秘宝をもち、

この世界を救うのじゃ!急げ!!」

「おーっ!」と叫んで一斉にはしりだすお守りたち。

巨木の枝から小さな縄をとりほどいててにもって走るお守りたち。

 

ロココ「天地球の秘宝をもって世界をすくう?」

ヤマト「秘宝なんて誰ももってやしないじゃないか!まさかあの縄が??」

 

崖の上

 

 

黎元「磁石小僧!おまえが先頭じゃ!」

磁石小僧「は・・はい!!」

断崖絶壁の上にたつ磁石小僧。

 

黎元「なにをしておる」

磁石小僧「あ・・・足がすくんで・・・」

助士すいさい「私がいっしょに!!」

磁石小僧の手をつかぬ宙にとんだ。

 

助士すいさい「磁石小僧!磁力を高めて聖ロープをつなぐのよ!」

磁石小僧「わ、わかった!極力棒!!」

手にした極力棒をその棒の端に磁力でがっちりつなぐ。

 

黎元「つづけ!!」

シュン助「ぼくだってやればできるんだじょ!」

 

次々にとぶお守りたち。

グングンつながるその縄が、ついには天水山と天緑山に結び

ついて合致した瞬間、地割れしていた大地が静止した。

 

黎元「天使たちよ。みてくださったか。わしら

お守り族は昔昔の大昔、表層界が真っ二つにわれたとき

亀裂の中におちたのじゃ」

聞き入るヘッドロココたち。

 

黎元「そのときに表層界のかけらであったこの天地球を

今のように救ったのじゃ。そして平和にくらしてきたのじゃ。」

 

ロココ「そうだったのか・・・天地球の秘宝とは・・・」

ピーター「世界を支配できるようなものすごいパワーをもった

宝なんかじゃない」

ヤマト「お守りたちひとりひとりの・・・」

縄をむすんでぶらさがっているお守りたちをみつめて

心打たれるヘッドロココたち。

 

 

「うわーん!!」となきだす悪鬼5人。

鬼九「おれたちは愚かだった・・・」

 

とうなだれていた。

 

そのとき・・・

 

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